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EU離脱アップデート

13 September 2019

Richard Hull

ボリス・ジョンソン氏が下院における彼の最初の6回の投票で敗北を喫したことで、英国の政治危機は今週さらに深まりました。このような事が首相に起こったのは前代未聞であり、議会は5週間閉鎖されました。そして、スコットランド裁判所は議会閉会は違法であると判断し、閉会に至る理由について女王をだましたとの見解を示しました。英国首相が国王をだましたと司法により判断されたのは、過去の歴史において初めての事です。今後、ロンドンの最高裁判所に上訴される見込みであり、そこで首相は嫌疑を否定するようです。
月曜日の夜の議会閉鎖により、議場は大騒ぎとなっています。労働党議員は、上院の閉会式に出席するために下院議長が席を離れることを一時的に拒否しました。彼らはまた、保守党議員に対して「恥を知れ」と繰り返し唱え、彼らが「沈黙させられた」ことを示す表示が掲げられました。バーコウ氏は、去り際に「通常の閉会ではなかった」そして「過剰な恣意的判断によるものだ」と述べました。
下院が閉鎖されている間は、政府は監視されていません。これは、EU離脱日と政府が現在少数派であるという事実を考えると、国会議員にとって厄介な問題です。
議会が閉鎖されたため、ジョンソン氏が首相として務めたのはわずか6日間でした。彼の最初の敗北は、下院がベン・バート法案の議論を投票により許可した時に起こりました。この法案は、議会の許可が無くても合意なき離脱がありうる事を提案したものでした。この法案は政府の法案ではなかったため、法案を検討するか否かについて下院で投票する必要がありました。
これは政府からコントロールを奪うことになると言ってこの考えに政府は反対しました。政府の権力に対する脅威が非常に深刻であったため、ジョンソン氏は、政府に反対票を投じた保守党議員に対し保守党のウィップ(whip)(これは、実質的には議会保守党のメンバーシップにあたります)を取り除くと脅しました。
政府は投票で敗北しました。造反の結果、21人の議員が保守党から除名され、政府が保持していた過半数が不足数1(フィリップ・リー氏が自由民主党へ移動したので)から不足数43に引下がりました。ジョンソン氏の弟であるジョー・ジョンソン議員も辞任し、政府の議席数をさらに減らしました。
ベン・バート法案の目的は、首相に2020年1月までの延長を求めることにより、英国が欧州連合を合意なく離脱するのを避けることでした。法案の討議を許可された議員の数を考えると、当然の事ながら今回はさらに大きな差で通過しました。議会が閉鎖される直前の月曜日に法律を制定するために国王裁可が与えられたため、もし合意なき離脱となるのであれば、ジョンソン氏は手紙を10月19日にEUに送り、2020年1月まで延長を要求する義務があります。
ジョンソン氏の次の手段は、早期の総選挙を実施することでした。議会任期固定法(Fixed Term Parliaments Act)の下では、10月に総選挙を行うには議員の3分の2の多数による同意を要しますが、合意なき離脱の可能性がまだある時期に総選挙のために議会を閉鎖しなければならないことからして、許可は否決されました。
ジョンソン氏の次の敗北は、下院が、議会閉鎖の政府決定に関するメッセージやその他の文書の公表を政府に要請する動議を可決し、早期選挙を要請する政府の要求を再び拒否したときに起こりました。政府が要求された文書を開示しないとすれば、ほぼ間違いなく議会侮辱にあたります。これは、以前にテリーザ・メイのリーダーシップの下で、一度だけ起こったことがあります。
EUへの離脱日延長の要求を送ることを拒否するとジョンソン氏が述べたので、この先さらに問題となるでしょう。もし彼が法律を遵守しない場合、彼は職から追放されるか、投獄される可能性さえあります。
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