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ニュースレター

移民法アップデート

21 February 2020

Samuel Njongu

1. 新型コロナウイルス(COVID-19):英国政府の公式ガイダンス
2.ビザの新しいポイント制システム

 

新型コロナウイルス(COVID-19)
2020年2月5日に弊所がニュースレターを発行後、英国政府は、新型コロナウイルスの流行により影響を受けた個人の扱いについて公式ガイダンスを発表しました。このガイダンスでは、以下の事項ついて記載しています:
· 最近ビザが失効した、または、まもなく失効する予定の在英の中国国籍者について
· 英国でTier 2ビザへの切替を申請する者について
· 現在一時的に閉鎖されているビザ申請センター(Visa Application Centres (VAC))にパスポートを保持されている中国国籍者または第三国の国籍保持者について
· スポンサーからTier 2、Tier 4、Tier 5ビザの発給を受けている場合で、新型コロナウイルスが原因で欠勤・欠席した場合の対処方法について
· 英国在住の中国とEEA以外の国籍保持者で、通常中国に居住している者について

 

英国政府は、新型コロナウイルスが原因で英国滞在の在留資格に影響を受ける申請者については、2020年3月31日まで自動的に在留資格を延長すると発表しました。これは特に、新型コロナウイルス流行以前の時点でビザの全ての条件を満たしており、且つ、2020年1月24日から2020年3月30日の間にビザの有効期限が切れる中国国籍者に適用されます。
政府は、影響を受けた個人は、在留資格延長のために何もする必要はなく、また、特例延長期間中に所持している最後のビザと同じ在留条件が適用される事を明らかにしました。また、Home Officeが内部システムにおいて在留資格を自動的に追加記録するため、影響を受ける個人は、新しいビザやバイオメトリック・レジデンス・パーミット(BRP)カードを動的に受領することは無いと述べました。ただし、在留延長を確認するレター、または、有効期限が修正された新しいBRPカードが必要な場合は、新型コロナウイルス移民ヘルプラインに電話番号0800 678 1767(月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで)または、メールアドレスCIH @ homeoffice.gov.ukまで連絡する必要があります。

 

Tier 2 Intra-Company Transfer(ICT)ビザで英国に滞在する中国国籍者がTier 2 Generalビザに切り替える場合、通常は中国に戻って申請する必要があります。ただ、例外として、現在のビザの有効期限が2020年1月24日から2020年3月30日までの場合には、英国内にてTier 2 ICTからTier 2 Generalに切り替えることができる旨がガイダンスに記載されています。

 

英国に居住する中国とEEA以外の国籍者で、通常は中国に居住しており、且つ、英国ビザの有効期限が2020年1月24日から2020年3月30日の場合、上記のコロナウイルス移民ヘルプラインに連絡する必要があります。もし通常中国に居住していることを証明できれば、Home Officeがビザを2020年3月31日まで延長するでしょう。

 

中国の全てのビザセンターは現在閉鎖されているので、パスポートがビザ申請センター(VAC)に保持されている中国または第三国の国籍者については、VACが再開するまで書類返却を受けることができません。中国政府はもしこれにより影響を受けている場合で、緊急に旅行する必要が在る場合には、中国当局または中国の領事館に連絡して、別の渡航文書を入手することをお勧めしています。緊急の英国ビザ申請は、申請者が有効な渡航文書を持っている場合にのみ考慮されます。閉鎖されたVACがパスポートを保持している場合であっても、有効な渡航文書がなければ緊急の申請を受け付けてくれません。Home Officeは、状況を綿密に監視し、VACを再開できれば直ぐに、全ての書類を申請者に返却する事を優先すると繰り返しています。

Tier 2またはTier 5を有する従業員、またはTier 4の学生で、病気や新型コロナウイルスに起因する旅行制限のために就業や勉強ができない場合や、旅行後の隔離期間にいる場合には、ビザのスポンサーとなっている会社は、従業員または学生の欠勤を報告する必要はありません。また、新型コロナウイルスが原因で、従業員が4週間以上無給で仕事を休んでいる場合や、学生が60日間以上コースに参加できない場合のような特殊事情の場合には、会社はビザのスポンサーになる事を撤回する必要はありません。

 

Home Officeはまた、雇用関係を撤回するか終了するかの決定は、スポンサーが行うべきであるとしています。 現在の状況は例外的であり、新型コロナウイルスの流行のために出勤できない従業員や、上記の理由で欠勤を許可したまま引き続きビザのスポンサーを継続する事については、Home Officeはコンプライアンス上の措置を講じないことを確認しています。

 

2021年1月から英国ビザの新ポイント制システムを導入
英国政府は2020年2月19日、EU離脱後の英国ビザ新ポイント制システムを導入する政策を発表しました。 新規則では、今までEU市民に適用されていた移動の自由のルールに取って代わり、2021年1月1日から、EU市民と非EU市民は平等に扱われる事になります。
この発表は、2021年1月から政府が実施することを望む主要な政策の一部を示しており、詳細とガイダンスは後日公表される予定です。

 

提案された主な変更点は以下となっています。
政府は:
1. Tier 2 Generalビザの最低給与基準を現在の30,000ポンドから25,600ポンドに引き下げます。
2. スキルレベルの基準値を現在のRQFレベル6からRQFレベル3に引き下げます。
これにより、現在の学位レベルを要求しているレベルよりもやや低いスキルレベルの移民を雇用できるようになります。後日、政府が適格な仕事のリストをアップデートして公表する予定です。
3. 熟練労働者のルートでビザ申請できる人数の上限設定を一時的に廃止し、居住者労働市場テスト(Resident Labour Market Test) 実施の必要性を排除します。これは、さらなる発表があるまでは、Tier 2 Generalビザで制限付きスポンサー証明書 (restricted certificates of sponsorship) を取得するための現在の制限である20,700の枠が一時的に廃止されることを意味します。この変更により、世界中のどこからでも熟練した労働者の幅広い層が英国に来ることができるようになり、雇用主は、Tier 2ビザで移民労働者を雇用する前に、ローカルや英国人労働者のために人材募集をする必要がなくなります。
4. ポイント制システム内で、より広範でスポンサーの必要性無しのルートを作成し、雇用主主導の制度を平行して適用します。これにより、少数の最高度熟練労働者が、仕事のオファー無しに英国に来ることができるようになります。これは、科学、技術、工学、数学の分野 (science, technology, engineering and mathematics (STEM)) のバックグラウンドを持つ高度熟練労働者、または、その他の特に文化およびスポーツの分野で専門的役割を担う高度熟練者に適用されます。詳細については、追って公表される予定です。

 

政府はまた、一般的低スキルまたは臨時職のルートのビザを導入しないことを非常に明確にしています。 政府は、英国経済の焦点をヨーロッパからの安価労働力への依存から遠ざけ、代わりに技術とオートメーションへの投資に集中することを目指しているため、企業側はそれに適応し調整する必要があると述べています。農業における季節労働者や、特にヘルスケア業界の一部の職業については例外があり、それらについては後日詳細が公開される予定です。

 

弊所では、政府が新情報やガイダンスを発表する際には、皆さまに最新情報をお届けしていきます。

 

上記事項に関してアドバイスをご希望の場合は、弊所までご連絡ください。今後さらに情報やガイダンスが発表された場合には随時お知らせいたします。

法律、および人事に関する最新情報をご希望の方は、弊所ニュースレターをお申し込みください。

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